

水戸・つくば・日立で輸入車専門工場を開業する整備士の皆様へ――面倒な法規制と認証を最短90日でクリアし、独立初年度から高利益を獲得する手順
分解整備認証から指定工場取得、特定整備対応まで、提出書類テンプレートと県補助金活用術付きで完全解説。
- 申請必須書類チェックリスト&記入例
- 茨城運輸支局の現地審査ポイント
- 補助金・融資で初期費用を3割削減する方法
導入:認証取得は高利益のパスポート
茨城県で輸入車専門工場を立ち上げる最大の壁は、国と県の法規制です。しかし分解整備認証を得て、さらに指定工場や特定整備対応を行うことで、ディーラーを上回るスピード対応と高単価サービスが可能になり、利益率40%超を狙えます。
1. 国交省レベルの認証・指定
1-1 分解整備認証(認証工場)
- 申請先:茨城運輸支局(水戸市笠原町978-4)
- 要件:工場面積45㎡以上/リフト1基以上/整備主任者1名
- 提出書類:認証申請書/平面図・立面図/整備主任者選任届
1-2 指定工場取得(指定工場)
- 設備:車検ライン・完成検査場
- メリット:自社完結で即日納車、標章発行可
- 費用比較:認証工場+設備投資1.5倍→利益率+5%以上
2. 特定整備制度への対応
2024年以降、EVや自動ブレーキ付き車は特定整備に分類。特定整備講習修了証を主任者に取得させると、審査時の加点となり、書類不備のリスクを抑制できます。
3. 茨城県独自の届出・助成
- 大気汚染防止届出(県環境部)…塗装ブースや溶剤使用時
- 中小企業設備投資補助金…ADASターゲットボードなど機器1/3補助
- 創業支援融資…県信用保証協会付きで金利優遇
並行して申請することで、初期コストを約30%圧縮できます。
4. 90日取得ロードマップ
- ① 物件契約・図面作成(0~15日)
- ② 事前相談:茨城運輸支局技術課(16~25日)
- ③ 設備搬入・設置(26~60日)
- ④ 申請書提出(61日目)
- ⑤ 現地審査・書類補正(75~85日)
- ⑥ 認証番号交付(90日目)
事前相談では設備リストと校正証明を一括提出し、補正指摘を防ぎましょう。
5. 必須書類&記入のコツ
- 認証申請書…手書き不可。必ずワード入力。
- 平面図・立面図…CADで動線と危険物保管を色分け。
- 整備主任者選任届…資格証コピー添付漏れ注意。
- 特定整備講習修了証…裏面もスキャン添付。
まとめ
茨城県で輸入車専門工場を開業するには、認証工場→指定工場→特定整備対応を最短90日でクリアし、さらに県補助金・融資を活用して初期投資を抑制することが成功の秘訣です。本記事の手順とチェックリストを活用し、独立初年度から高利益体質を実現してください。