ポルシェの傷や凹みトラブル事例と板金対策

「高すぎる輸入車の維持費を国産車並みに抑えて、より多くの方に気軽に輸入車に乗ってもらいたい」そんな思いでこのお店を運営しています。長年の技術力で、輸入車ユーザーの皆さんをサポートさせていただきます。お客様のご予算やニーズにあわせ、ディーラー品質を維持しながら、費用をできる限り抑えられるように最適なご提案をいたします。

【車検】
ディーラーのお見積りが高くて困っている方に
【傷・凹み修理】
軽くぶつけてしまった傷など、女性でも入りやすい店舗だから安心
【交換作業】
タイヤ・バッテリー・オイル交換も

1. フロント周りの飛び石による塗装欠け・傷

原因の詳細

ポルシェの最も象徴的なトラブルです。低い車高と卓越した高速走行性能ゆえに、前走車が巻き上げた砂利や小石がボディ前面に直撃しやすくなります。特にフロントバンパー、ボンネットの先端、ヘッドライト、フロントガラスは被害を受けやすく、高速道路を一度走行しただけで無数の小さな傷(チッピング)が付くことも珍しくありません。

解決策と費用の目安

解決策は傷の範囲と深さ、そしてパーツによって大きく異なります。

損傷箇所解決策費用の目安
ボディの小さな塗装欠けDIYでのタッチアップペイント 純正のタッチペンで剥がれた部分を補修します。錆の進行を防ぐ応急処置として有効です。3,000円~5,000円(タッチペン代)
ボンネットやバンパーの広範囲な傷専門業者による板金塗装 美観を完全に回復させるにはパネル全体の再塗装が必要です。アルミ製ボンネットなどは高額になる傾向があります。バンパー:80,000円~200,000円 ボンネット:150,000円~300,000円
ヘッドライトの傷・ヒビヘッドライト交換 近年のLEDマトリクスヘッドライトなどは非常に高価で、軽微な傷でもリペアが難しく、ユニット交換となることが多いです。300,000円~800,000円以上(片側)

予防策

  • プロテクションフィルム(PPF)の施工: 最も効果的な予防策です。フロントバンパー、ボンネット、フロントフェンダー、ヘッドライトなどをセットで施工する「フロントフル」が人気です。フィルムが身代わりとなり、飛び石から塗装を完璧に保護します。
  • 十分な車間距離の確保: 特にトラックやダンプカーの後ろは絶対に避けるべきです。
  • サーキット走行前後のケア: サーキット走行ではタイヤカスや小石が激しく当たるため、走行前に保護テープを貼るなどの対策が有効です。

2. フロントスポイラー(リップ)の擦り傷

原因の詳細

低い車高はポルシェの美点ですが、同時に弱点でもあります。コンビニや店舗駐車場の輪止め、立体駐車場のスロープ、踏切、道路のちょっとした段差などで、フロントバンパー下部のスポイラー(リップ)を擦ってしまいます。「ガリッ」という音は、多くのポルシェオーナーが経験する悪夢の一つです。

解決策と費用の目安

損傷レベル解決策費用の目安
下面の見えない部分の軽い擦り傷DIYでのタッチアップや軽研磨 黒い樹脂製の場合、やすりでバリを取り、タッチペンで目立たなくできます。2,000円~5,000円(道具代)
見える部分の擦り傷専門業者による部分塗装 傷を平滑に処理し、部分的に塗装(ぼかし塗装)して仕上げます。30,000円~80,000円
スポイラーの割れ・大きな損傷スポイラー交換 修理が不可能な場合は部品交換となります。GTモデルなどの専用品は非常に高価です。100,000円~500,000円以上(部品による)

予防策

  • 段差は斜めに進入・脱出: スロープや段差を通過する際は、タイヤを一つずつ乗せるように、車体を斜めにしてゆっくり進入・脱出するのが基本です。
  • 輪止めまでバックしない: 駐車場では、輪止めに当たる前に停止する癖をつけましょう。バックモニターのガイド線を参考にすると安全です。
  • フロントアクスルリフトシステムの活用: オプション装備車の場合、段差の手前で車高を上げる機能を積極的に使いましょう。

3. ホイールのガリ傷

原因の詳細

大径で美しいデザインのホイールと、非常に薄い(低扁平な)タイヤの組み合わせは、少し縁石に寄せただけでもホイールリムに「ガリ傷」を作ってしまいます。特にダイヤモンドカットや特殊な塗装が施されたホイールは、一度傷が付くと非常に目立ちます。幅寄せや駐車時、Uターン時などに発生しがちです。

解決策と費用の目安

解決策費用の目安(1本あたり)備考
ホイールリペア専門店での修理20,000円~80,000円傷を埋め、研磨し、再塗装やダイヤモンドカット加工で新品同様に修復します。センターロック式のホイールは脱着工賃が別途高額になる場合があります。
ホイール交換200,000円~(1本)修復不可能な場合や、限定ホイールの場合は交換しかありません。非常に高額です。

予防策

  • 縁石との距離感を意識: 常にタイヤの厚み以上に、縁石から距離を取る意識が重要です。
  • アラウンドビューモニターの活用: 車両を真上から見た映像で、タイヤと縁石の位置関係を正確に把握できます。
  • 無理な幅寄せをしない: 狭い道でのすれ違いなど、焦って寄せすぎないことが大切です。

4. リアフェンダー周りの巻き上げ・擦り傷

原因の詳細

911の象徴である、豊かに張り出したリアフェンダーは、2つのトラブルに見舞われやすい箇所です。

  1. 巻き上げ傷: 幅広のリアタイヤが巻き上げた小石が、ドア後方からリアフェンダー前方(サイドシル後方)に当たり、無数の小さな塗装欠けを作ります。(多くのモデルで、この部分には純正で保護フィルムが貼られています)
  2. 擦り傷: 車幅感覚を掴みきれず、駐車場の柱や狭い道でリアフェンダーを擦ってしまうことがあります。

解決策と費用の目安

トラブル解決策費用の目安
純正保護フィルムの劣化・傷ストーンガードフィルムの貼り替え 古いフィルムを剥がし、新しいフィルムに貼り替えます。20,000円~50,000円(左右)
フェンダーの擦り傷・凹み板金塗装 911のリアフェンダーはルーフまで一体の大きなパネルのため、修理範囲が広がりやすく、費用も高額になる傾向があります。150,000円~400,000円

予防策

  • プロテクションフィルムの施工: 純正フィルムより広い範囲に、より厚く高性能なフィルムを貼ることで、巻き上げ傷を強力に防ぎます。
  • 車両感覚の習熟: ドアミラーに映るリアフェンダーの張り出し具合を常に意識し、車両の正確な幅を体で覚えることが重要です。

5. ドアエッジの傷

原因の詳細

ポルシェのクーペモデルは、乗り降りのしやすさやデザイン上の理由から、ドアが長く大きく作られています。そのため、日本の一般的な駐車スペースでは、ドアを全開にできず、乗り降りの際にドアの端(エッジ)を隣の車や壁、柱にコツンとぶつけてしまい、塗装が欠けてしまいます。

解決策と費用の目安

解決策費用の目安
DIYでのタッチアップペイント 傷が小さければ、純正タッチペンで目立たなくするのが最も手軽です。3,000円~5,000円
専門業者による部分塗装 傷が広範囲の場合や、綺麗に仕上げたい場合は、エッジ部分をプロに補修してもらいます。30,000円~60,000円

予防策

  • ドアエッジプロテクションフィルムの施工: 透明な保護フィルムをドアエッジに貼ることで、万が一ぶつけても塗装が欠けるのを防ぎます。
  • 乗降時の注意: ドアを開ける際は、必ず周囲の障害物との距離を確認し、手でドアを押さえながら少しずつ開ける習慣をつけましょう。

6. ドアパンチ(被弾)

原因の詳細

これは自分が加害者になるのではなく、駐車中に隣の車のドアにぶつけられて凹みができてしまう被害です。ポルシェのボディパネルは抑揚のある美しい曲面で構成されているため、小さな凹みでも光の反射で非常に目立ちます。車高が低いため、SUVなどの車高が高い車のドア下部に当てられやすい傾向もあります。

解決策と費用の目安

損傷レベル解決策費用の目安
塗装に傷のない小さな凹みデントリペア 塗装をせずに、裏側から凹みを押し出して修復する技術。オリジナル塗装を維持できる最善の方法です。20,000円~50,000円
塗装に傷がある凹み板金塗装 凹みを修復し、再塗装します。アルミ製ドアの場合は高額になります。80,000円~200,000円

予防策

  • 駐車場所の選定: 駐車場の最も奥や、柱の横など、隣に車が停められない(あるいは停められにくい)場所を選ぶのが最も確実な自衛策です。

7. 洗車傷

原因の詳細

ポルシェオーナーは愛車の美観に対する意識が非常に高い方が多く、洗車傷は深刻なトラブルとして捉えられます。美しい塗装面に、太陽光や照明の下で無数の円形の傷が見える状態です。不適切な洗車方法(汚れたスポンジ、力の入れすぎ、砂埃が付いたままの洗車など)が主な原因です。特にブラックや濃紺などの濃色車は目立ちやすくなります。

解決策と費用の目安

解決策費用の目安
専門業者によるポリッシング(磨き) プロの技術で塗装表面を薄く均一に研磨し、洗車傷を消し去って新車のような鏡面の輝きを取り戻します。80,000円~200,000円(車両サイズ・状態による)
ガラスコーティング 磨き上げたボディに硬いガラス被膜を形成することで、輝きを長持ちさせ、洗車傷が付きにくくなります。100,000円~300,000円(ポリッシング料金含む)

予防策

  • 正しい洗車方法の実践: 高圧洗浄機での予洗い、豊富な泡、優しく撫でるようなスポンジ使い、綺麗なマイクロファイバークロスでの拭き上げ、という基本を徹底します。
  • 信頼できるプロによる手洗い洗車: 洗車に自信がない場合や、時間をかけられない場合は、信頼できるディテイリングショップに手洗い洗車を依頼するのが最も確実です。

大岩自動車株式会社
代表:大岩 誠治

大岩自動車のこだわり

鈑金・塗装の仕事は人の手による技術職です。道具などは使いながらも、どこをどうするか?どういうふうに叩いてどういうふうに塗るかなど、ほとんどが職人の判断と経験と技術で仕上げていきます。
大岩自動車は創業以来40余年にわたって鈑金塗装を手がけてきました。その中で培った経験は数万台にものぼります。
この長い経験と、その中で得た豊富な知識でお客様のご要望やご予算などに合わせた修理方法を提案させていただきます。

会社名大岩自動車株式会社
代表大岩 誠治
所在地〒648-0002
和歌山県橋本市隅田町平野165
TEL0736-37-2356
FAX0736-37-2357
事業内容鈑金塗装 ボディガラスコーティング  ラバーディップ カーフィルム 修理/車検
OPENam8:30〜pm5:30
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